2021-04-21 第204回国会 衆議院 外務委員会 第9号
まさに、日本は軍事力そのものを強化すべきだということまで言っているわけです。だから、一層の厳しさを増している、一般論はそのとおりで、認識はそうなんでしょうけれども、具体的にそれに応じるのかということを私は言っているわけです。 皆さん、こういうことを言うと、日本は日本なんですと当然、いつも大臣は言うわけですよ。
まさに、日本は軍事力そのものを強化すべきだということまで言っているわけです。だから、一層の厳しさを増している、一般論はそのとおりで、認識はそうなんでしょうけれども、具体的にそれに応じるのかということを私は言っているわけです。 皆さん、こういうことを言うと、日本は日本なんですと当然、いつも大臣は言うわけですよ。
と同時に、やはり軍事力そのもののやっぱり意義という部分はこれは絶対忘れてはいけないと思います。 また、日本がある地政学的な観点も、これは静的に見ないといけないと。例えば、日本は地政学的に四正面あると言われます。太平洋正面、あるいはロシア正面、あるいは西北正面、南西正面と。
したがって、我が国憲法が起案され制定された第二次世界大戦後の時代状況において、人類社会にとり戦争と平和という視点が最も重要となり、そして我が国においては、戦争体験に裏打ちされた、すなわち戦争の道具である軍事力そのものを悪として全否定する純粋な平和主義というものが戦後我が国の平和主義の基調となったのであります。
むしろ軍事力そのものにもいろいろ見識が深いということで、ミサイル防衛システムと集団的自衛権に抵触する可能性があるということがよく言われるわけですが、それについてお伺いしたいと思います。
一方、能力については、ある軍事力というものを建設するには相当な期間がかかるものでありますので、我々としてはやはりその動きにくい能力といいますか、軍事力そのものに着目しておく必要があるだろうということをかねがね申し述べておるわけであります。
一つは、まさに軍事力そのものの大きさというもの、あるいは持っている軍事力の質という点に着目した軍事大国という点もございますし、もう一点、我が国で軍事大国と言う場合にはかつての旧軍時代のことも含めて軍国主義的な物の考え方というのと、両方含めて従来政府では軍事大国にならないという意味を申し上げていると思います。
それからもう一点申し上げますが、白書にあります我が国周辺の軍事力というものは、周辺の軍事力そのものについて必要な範囲で書かれておるということでございまして、それがすべて我が国の防衛力の対象になっておる脅威なりあるいはよその国の軍事力が書いてあるものではないということを御理解いただきたいと思います。
ただ、たびたび申し上げておりますように、軍事力といいますか、脅威というのは、そのある特定の国が持っておる能力、軍事力そのものとその国が我が国に対して抱くであろう意図、そういったものが結びついて初めて脅威として顕在化するものだと考えております。
私どもは、かねがね、脅威というのはその持っておる軍事力そのものの事実と意図というものが結びついて初めて脅威になるというように考えております。その意味で、我が国に対して現在ただいま侵略の意図を持っている国というものはないと思いますので、私は顕在化した脅威はないと思います。
四つ目は、軍事力そのものを行使するというのではなくて、アメリカにとって同盟国というもの、この同盟体制を維持する役割としての軍事力というものがあろうかと思います。
実はお答えする前に一言だけ短く申し上げたいのでございますけれども、先ほど先生の御質問、大変理論的なのでついそのままお答え申し上げたのでございますけれども、ハードウェアは軍事力そのものだけではないのは確かでございますけれども、やはりハードウェア、持っております武器同士のバランスというものが軍事バランスの基本でございまして、それにつけ加えて種々いろいろな要素が入るということが一つと、それから戦争の場合はいわゆる
軍事力そのものははかれない。
したがいまして、従来の日米安保体制というものは、すべてアメリカに寄りかかっているというような考えのもとにこの運用計画というようなものもなされておったわけでございますが、いまやアメリカの軍事力そのものも、従来のようなスーパーパワーといいますか、そういったものではなくなってきている。
この二番目の必要最小限度の防衛力というもの、これを物理的な、単なる軍事力そのものを考えるならば、それは非常に小さいものかもしれないけれども、私が申しますその三つを加えられれば相当大きい役割りが果たされるのだ、これが私の考え方でございます。
そしてまた、インド洋あるいは世界平和全体の平和機構という点については、これは軍事力そのものが寄与する余地はありません。一般の外交、経済その他の分野での寄与をはかる以外にないのではないかと思っております。
そうすると、軍事力そのものが相手方に脅威を与えるということになることはこれは十分考えられるわけですね。その点についてはどういうふうにお考えになっていますか。
たとえば防衛局長の話は、日本の周辺にある軍事力そのものが脅威だ、こういうふうに言っているわけです。じゃ日本の周辺にどういう軍事力があるかというと、防衛白書には、極東ソ連軍、中共軍、北朝鮮軍、韓国軍、国府軍、極東米軍、こう列記されているわけです。
軍事力そのものがくずれてくる場合だってあるのですから、やはり基礎になるものは、その国の経済的な、社会的な安定というものがなければ、幾ら軍事力ばかりを増強しても、そのために国民生活をあまり犠牲にしますとね、その軍事力というものが案外保障にならぬ場合もありますから、そこでやはり日本の場合は、このベトナム戦後というものはアジアが平和を基調として動いていこうという空気ができることは事実でしょうからね。
従って、一方必ずや軍事力そのものの増強に伴う、一方においてはこれに正比例というか、むしろ輪をかけて、平和を保ちたい、外交というものによって平和を保とうという力も、同時にこれは強くなるものと思うのです。
その最も大切なる主権的な基礎をなしまする軍事力そのものを外国の武力に依存するということになるのでありまするからして、形式的には対等でありましても、実質的には主権を持たないものと主権を持つものとの間のこれは保護国関係的な條約であると申さざるを得ない。主権という言葉がここに挿入せられたことを以て我々は満足することはできない。